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アテロコラーゲン: お肌に被膜(バリア)を張って刺激や乾燥を防ぎます。/ 保湿成分

アラニン局外規、粧原基、食添
中性アミノ酸。金属イオン封鎖剤、洗浄性を高めるビルダーとして利用されます。

α-リポ酸誘導体(アルファリポ酸誘導体) 【 表示名:ヒスチジンジチオオクタナミド(Na/亜鉛) 】:還元性・抗酸化・ブライトニング・保湿・整肌成分

アルギニン 局外規、粧原基
塩基性アミノ酸。創傷治癒の際には、アルギニンからアルギナーゼによってプロリンが精製される経路が重要であり、コラーゲンの新生にはアルギニンが必須であると考えられています。化粧品ではトリエタノールアミンにかわる中和剤として広く使用されます。

EPC【表示名:(アスコルビル/トコフェリル) リン酸K 】:ビタミンCとEをリン酸によって結合させたビタミンC・ビタミンEの誘導体 / 抗酸化・保湿・整肌成分

加水分解エラスチン: ヒアルロン酸やコラーゲンを補助して潤いを保ちます。/ 保湿成分

キハダ樹皮エキス: ミカン科キハダ属の樹皮で、黄柏(オウバク)と呼ばれる生薬です。/ 消炎(抗炎症)・収斂(引締め)

グリセリン:局方、粧原基、食添
保湿作用が高いことから皮膚に対する柔軟、湿潤剤として、または製品ののび、すべりをよくするなどの目的で化粧品全般に使用されています。食品、医薬品にも使用。

グリチルレチン酸ステアリル: 粧原基
抗炎症作用、抗アレルギー作用など。 皮膚の消炎やかぶれ防止などの目的で、化粧品へ広く使用されています。

グルタミン酸: 局外規、食添、
酸性アミノ酸。食品の鮮度保持剤として使用される。一般的にはナトリウム塩として利用。

グルタチオン: グルタチオンは3つのアミノ酸であるグルタミン酸、システィン、グリシンから成る抗酸化物質で、体内のあらゆる細胞に存在。体内を活性酸素から守る役割があります。グルタチオンは加齢とともに減少していきます。

グリシン: 局方、粧原基、食添
中性アミノ酸。化粧品へ広く使用される。医薬品としては、栄養剤、制酸剤、解毒剤、クレアチン生成促進剤などとして使用。

セリン: 局外規、粧原基
中性アミノ酸。保湿機能を補い、皮膚の柔軟性や弾力性にも寄与する成分。

スクワラン: 
アイザメやその他の深海に生息するサメ類の肝油から炭化水素であるスクワレンが得られ、又、他にもオリーブオイルなどの植物からも得られる。それらを還元して得られる飽和炭化水素。無色透明は油液で、ニオイ、味は殆どない。皮膚に対する浸透性、化学的安定性、熱安定性に優れるなどの性質を利用し、油性原料としてクリーム、乳液、ヘアオイル、口紅、アイシャドーなどのメークアップ化粧品をはじめとした多くの化粧品に使用されています。

セラミド2: 
セラミドとは、角層細胞間脂質を構成する成分の一つで、スフィンゴシン骨格に長鎖脂肪酸が酸アミド結合した中性脂質分子の総称。皮膚のセラミドは、ケラチノサイトにおいて、アミノ酸の一種L-セリンと脂肪酸の一種パルミチン酸を出発原料としてスフィンゴシン骨格がつくられて、その後、種々の酵素反応を経て整合性される。その大半は、グルコシルセラミドあるいはスフィンゴミエリンとして層板顆粒に蓄積された後に、角層細胞間に分泌されてコレステロール、脂肪酸とともに角層細胞間脂質を形成する。優れたバリア機能を発揮するためには、セラミド、コレステロール、脂肪酸の比率が大きく関与しており、その比率が崩れるとバリア機能が低下することが知られています。

ヒアルロン酸ナトリウム【表示名:ヒアルロン酸Na 】: 粧外規
保湿剤として使用。

PCA-Na:
天然保湿因子(NMF)の中で重要な働きをしている保湿成分。角化の過程において議ラグリンの加水分解により生成したグルタミン酸が、酵素によって脱水閉環されて形成された無臭の個体。表皮中のPCA-Naの97%が角層に存在し、また角層のNMF中に約12%存在する。ピロリドンカルボン酸の形では吸湿力は殆ど示さないが、弱酸性の皮膚ではほとんど塩の状態で存在し、グリセリンなどと比較しても大きな吸湿力が認められており、これが皮膚に湿潤性、柔軟性、弾力性を与える。またNMFに約 40%ともっとも多く存在するアミノ酸プロリンと相互作用し、優れた保湿作用を示すことも明らかになっています。

ホホバ油:
米国南部、メキシコ北部の乾燥地帯に自生するホホバの種子から得られる黄色の液体ろう。古くから原住民により、乾燥した皮膚を和らげ、余分な汚れを除いてふけやにきびの防止、切り傷を治すために用いられてきました。クジラなど動物以外から得られる液体ロウは珍しく、刺激性がない天然の液体ロウとしてクリーム、乳液、口紅などに使用されています。他の植物油脂に比べて酸化安定性に優れ、皮膚になじみやすくさっぱりしている。また、にきびの治療、ふけ防止に効果があり、毛髪の成長を促進するともいわれています。

マカデミアナッツ油 :
オーストラリア原産の常緑の中高木のマカデミアの種実を圧搾し、脂肪分を分離した後の液体油、ハワイ、オーストラリア、米国西海岸、ケニアなどで生産。無色~淡黄色の透明な油状液体で、主成分はオレイン酸が約55%ですが、植物油脂には珍しく、パルミトオレイン酸が約25%含まれるのが特徴。構成脂肪酸であるパルミトオレイン酸は皮膚の老化と関係が深く、若い人の皮膚に多く含まれる成分で、それを含むためかマカデミアナッツ油は感触に優れ、肌や髪にしなやかさを与える作用があります。また、構成脂肪酸としてリノール酸を少量含んでいますが、リノレン酸を含有していないため、天然油脂としては珍しく酸化安定性に優れています。クリーム、乳液などスキンケア化粧品の油性成分、日焼け用オイルや口紅、ヘアケア化粧品のトリートメント剤などにも使用されています。皮膚へのなじみ、のびがよく、べたつきが少ない。またニオイ、使用感の経時変化もあまりありません。

リン酸アスコルビルMg:
ビタミンC誘導体 / 抗酸化成分。コラーゲン合成量の促進。 アスコルビン酸リン酸エステルおよび硫酸エステルのコラーゲン合成促進作用を確認。アスコルビン酸誘導体存在下において、コラーゲンを構成する主たるアミノ酸、グリシン、プロリン、アラニンを添加したところコラーゲン合成を促進することがわかりました。アミノ酸添加比率はグリシン:プロリン:アラニンを3:2:1で与えた方がより効果が高いことが確認されました。